七夕

息子のいる病棟に笹が置かれてある。患者さんや付き添いの方の短冊がいくつも結びつけられている。私と奥さんの書いたのも混じっている。笹が置かれたのは息子の手術当日の朝。看護婦さんが病棟のみんなに配った短冊にありったけの想いを込めて願いを書いて誰よりも先に笹に結んだ。「笑顔で退院できますように。」叶いそうな予感です。