JR福知山線脱線事故

時間の経過に伴ってというか事故現場の後片付けが進むにつれて被害状況を示す数字が悪くなっています。一時期、脱線事故のあった場所からそれほど離れていない池田市に住んでいたからか、脱線事故のニュースを見ると胸が痛みます。
JRの運転手って世界一運転上手だと思います。時間の正確さでは間違いなく世界一。お堅い国民性のドイツでも電車の到着や発車時刻が10分程度遅れるのは当たり前だそうです。電車の操縦でもきっと世界一。いつだったかホームに設けられた搭乗ゲート(新横浜駅とか)に新幹線の搭乗口が合うようにちゃんと停車するのを見ていた外人達が大声で騒いでいました。来たぞ来たぞほらほら、ほーら止まった、ピッタリ!な、な。マジだろ(誇張表現含む)。てな感じで外国人がびっくりするほどのレベルなのです。なんてことを思い出していたときに、事故の背景には日本人の正確さに対する過剰に厳しい要求があったのではないかって分析を聞いて、はっとしました。うん、そうかも。なんていうか、あの電車の運転手をかばいたい心情になりました。その一方で、亡くなられた方や残された方の想いを思うと別の意見になりますが。いずれにせよ今回の事故から学べることは何かを少しでも考えようと思いました。事故の当事者でないからのんきに言えることです。