アメリカスタイルがええな

励ましの言葉を知っている人がオトナってことをちょっと前に書きました。いい年こいていてもいまだに人を励ますのはむつかしいです。頑張っている人を励ますのはなおさらむつかしいです。
日本のマラソン大会に出たら、沿道の人は大抵「ニイちゃん頑張って!」と声を掛けてくれる。けれどこの言葉ほど腹立しくなる言葉はない。「がんばっとるやんけ!」って言い返したくなる。もちろんそんな無駄な力を使うほどの体力は残ってないし、ジミーちゃんのように「おまえもな!」ってソフトに返すほど気持ちに余裕もなく、ムカムカしながら走ったわけです。腹を立てさせて気力を維持させる作戦だと考えれば、いかにも日本式って気もするわけですが。
独身の頃にホノルルマラソンに出たことがあるんだけれど、そのときには、沿道の外人さんの声援は、イケてるよ!とかアンタが一番!みたいな感じ。ヘロヘロになっていてもなんだかいい気分で走れました。やっぱさ、ストレートなのってええな。